ICMIF Biennial Conference 2015
2015年10月10日(土)
総会終了後の一日をミネアポリス観光でお楽しみください。一日ツアーと半日ツアーの両方をご用意いたしましたので、スケジュールに合わせてご希望のツアーをお選びになれます。下記以外のツアーを独自に企画したい場合は、ICMIFイベント担当責任者イボンヌ・ホーテン氏( Yvonne Hautenne (Yvonne@icmif.org) までお問い合わせください。. 

Wツアー参加者には費用の一部として一人50 USドルの参加費を申し受けます。実費との差額は、ホスト団体のスライベント・フィナンシャル社が負担します。参加費は、ツアー参加を保証し無断不参加を防ぐもので、ツアー不参加の場合も返金されません。あらかじめご了承ください。ツアー参加ご希望の方は、総会参加申込用紙に記入する際、ご希望のツアーにチェック印を入れてください。ツアー参加証は、総会受付デスクにてお渡しいたします。

ツアー1 「ミネソタ誕生の地、スティルウォーター観光」(一日観光、昼食付き)


セントクロイ川に面したスティルウォーターの町はミネソタ州最古の町で、1849年にミネソタ準州としてアメリカ合衆国の自治区域に入りました。歴史に彩られた町は美しい建造物が並び、豊かな自然に囲まれています。スティルウォーターは50年以上にわたり林業で栄えました。セントクロイ川沿いには林業に携わる人々が住む丸太小屋や製材所が建てられ、いかだや蒸気船が川を忙しく行き交う町は、「川の女王」という別名でも知られていました。スティルウォーターの町とその近辺で日夜働く人々にとって、町を囲む丘陵地帯は、ほっと一息つける場所でした。そこに製材業者、銀行家、輸送業者などが次々にマイホームを建てました。さまざまな人々が思い思いの家を建てたため、クイーンアン様式からギリシャ様式、第二帝国風、ネオクラシック、イタリア風、クラフト風、プレーリー風、バンガロー風、板葺屋根の家など、さまざまな様式の家々を見ることができます。

ツアーでは、開拓精神を持った入植者の生活をほうふつとさせる逸話を交えて過去の歴史をひもときながら、林業で富を得た林業王の大邸宅や、美しい教会が立ち並ぶ「尖塔通り」、全米歴史史跡に指定されている建築物、セントクロイ川の素晴らしい風景などを観光します。

ビュッフェ昼食は、1890年代の外輪船を模したリバークルーズ船で、スティルウォーターの美しい街並みや自然を眺めながらお楽しみください。午後は、オリジナルアート作品やアクセサリー、陶磁器、ハンドクラフト製品、衣料、インテリア用品、ワインなどを扱うおしゃれな店やアンティークショップ、ギャラリーが立ち並ぶスティルウォーターの町を散策します。

ツアー2 「ツインシティ観光ハイライト」 (一日ツアー、昼食付き) 


ツインシティの有名な観光スポットを回るツアーです。

ミネアポリスでは、ガスリー劇場、ミルウォーキー鉄道駅舎、オーケストラホール、ミネアポリス誕生の地であるセントアンソニー滝、ニコレットモール、スカイウェイなどを車窓観光します。全長11キロのスカイウェイは、ビル間を行き来できるガラス張りの高架歩道システムで、悪天候でも快適に歩くことができます。

ミネアポリス彫刻庭園では下車して、一番人気の「スプーンブリッジとチェリー」をはじめとする作品を鑑賞します。ミネアポリス彫刻庭園はウォーカーアートセンターに隣接した全米最大規模(面積13,000坪以上)の彫刻庭園で、40以上の作品を常設展示するほか、特別展も頻繁に行われています。

次にメアリー・タイラー・ムーア主演の大人気番組のロケ地として使われた家があるケンウッドという住宅街や大小の湖沼を眺めながら、伝説のミネハハの滝に向かいます。滝の観光後は、ミシシッピ川沿いにフォートスネリング州立公園を通りながら、セントポールを目指します。

州知事公邸や小説家F・スコット・フィッツジェラルドの大邸宅、林業王や鉄道王の豪華な屋敷が立ち並ぶサミットアベニューをドライブしながら市中心部に入ると、セントポール大聖堂や州議会議事堂などを眺めながら、地元で人気のレストランに向かいます。

昼食後は、このツアーならではの、ギャングゆかり地めぐりをお楽しみください。1920年代から30年代にかけての禁酒時代、セントポールは、ギャング同士が抗争したり、大恐慌時代の有名なギャングで銀行強盗のデリンジャーがセントポール市警と撃ち合いをしたり、闇バーが繁栄したりと、現在のような趣のある川沿いの町とはまったく異なる顔を持っていました。ゆかりの地めぐりでは、これらの足跡をたどります。セントポール市民が誇る市内のランドマークセンターは当時、連邦裁判所として使われていたため、有名なギャング裁判が数多く開かれました。「社会の敵ナンバーワン」と言われていたギャング、アル・カーピスの裁判では、初代FBI長官として有名なエドガー・フーヴァーが自ら付き添ってカーピスを出廷させたという逸話も残っています。また、1800年代初頭にセントピーター砂岩(4億年以上前の内海の砂でできた岩)の岩を切り出して形成したワバシャストリート洞窟は、19世紀はマッシュルームの栽培をしていましたが、1930年代になると、ナイトクラブやレストランとして使われるようになりました。洞窟内の暖炉の飾り棚には、ギャングの抗争でできた銃痕がいくつも見られます。また、洞窟を訪れた有名ギャングの写真を集めたコレクションも併設されています。

その後、ライスパークやオードウェイ劇場、子ども博物館、ミッキーズダイナー、フィッツジェラルド劇場(長寿ラジオ番組「プレーリー・ホーム・コンパニオン」が収録される劇場)などを眺めながら帰途に就きます。  

ツアー3 「ミネアポリスのアートシーン」(半日ツアー)


ツアーはまず、ガスリー劇場を訪れます。ガスリー劇場は、イギリスの舞台演出家タイロン・ガスリーがブロードウェイの商業主義への反発から、劇場所属の劇団を使って優れた古典劇を上演することを目指して1963年に設立したのが始まりで、こけら落としでは、ガスリー自ら演出したハムレットが上演されました。劇場の歴史について説明を受けながら、舞台装置や楽屋、舞台衣装、リハーサル室などの舞台裏を見学します。新劇場は建築学的にも興味深い建物で、モダンな外観に使われている金属とガラスは工場を連想させ、円形の劇場内部は大草原地帯のサイロを連想させます。中でも見どころは、建物から大きく突き出た「エンドレスブリッジ」と呼ばれるデッキです。人が出入りするカンチレバー型建造物としては世界最大級のエンドレスブリッジは、人々が集うエキサイティングで感動的な回廊として設計されたもので、デッキに立つと、ミシシッピ川の雄大な風景を見渡すことができます。

次にミネアポリス彫刻庭園を訪れます。ミネアポリス彫刻庭園はウォーカーアートセンターに隣接した全米最大規模(総面積13,000坪以上)の彫刻庭園で、一番人気の「スプーンブリッジとチェリー」を含む40以上の作品を常設展示しています。その他、特別展も頻繁に開催されています。

最後に向かうのはミネアポリス美術館です。1883年に設立されたこの美術館は、「世界の多様な芸術遺産を発見し、楽しみ、理解してもらうために美術と人々を結び付ける第一人者となる」ことを目的として運営されています。コレクションは、過去5,000年にわたる期間の世界各地の美術品10万点以上を擁し、絵画、版画、素描、彫刻、装飾、テキスタイル、写真など多くの分野の作品が常設展示されています。常設展示のほかに、他の美術館などの協力を得た特別展も多く企画され、アメリカでも優れた美術館の一つとして国際的に高く評価されています。