2020年初頭のスチュワードシップコードの再改訂は、企業価値創造のナビゲーターとしての、投資家の役割を改めて強調するものでした。一方で、新型コロナウィルスはコード署名機関に大きな課題を突き付けました。IMFが世界規模の景気後退を警告したり、日本銀行がこれまで以上のETF購入に踏み切り、国内株価の下支えに回るなど、大規模なパンデミックが経済に与えた影響は甚大なものです。
またパンデミックは、政策決定者にとって、サステナビリティに関わるレギュレーション策定の更に強い動機づけになった様にも見られます。またこうした政策が、メインストリームの金融機関にも受け入れられるであろうという期待感も増しています。秋に発表される見通しの、新欧州サステナビリティファイナンス戦略(The Renewed European Sustainable Finance Strategy)は、サステナブルファイナンスの世界的な指標を設定するとも考えられています。
銀行、年金基金、保険会社、アセットマネジャー、そして政策決定者すべてが、この急速に発展している世界のトレンドに鋭い注意を払いながら、この波乱の時期を乗り越えていかなければなりません。
RI Digital: Japan 2020は日本の投資家が、グローバルな重要議題を討議し続けるためのプラットフォームです。ESGの現況といった大きなテーマから、スチュワードシップ、多様性、企業レジリエンス、脱炭素化といった個別具体的なテーマまで、経済再興の道筋とニューノーマルの形成のために、検討せねばならない喫緊の課題を扱います。
10月28日、29日オンラインでの開催です。質疑を通じて、ぜひ議論にご参加ください。
RI Digital: Japan 2020は無料でご参加いただけます。全ての投資プロフェッショナルが次の10年のオポチュニティを探索する、開かれた学びの場としてご活用ください。
主要議題は以下の通りです:
全セッションは日本語で実施、